哲学オンラインセミナー

お知らせ

次回以降のイベント

シェリング『超越論的観念論の体系』読書会(2024年98日)

■日時:2024年9813–15

■登壇:飯泉佑介、平井涼、八幡さくら

■概要
F. W. J. シェリング(1775-1854年)の著作『超越論的観念論の体系』(1800年)を読む私たちの読書会は、2014年の年末に発足しました。これまで参加者の入れ替わりや開催方式の変更はあったものの、2週間に1回、ドイツ語の原著で1ページほど読んで検討するスタイルは変わっていません。ようやく全体の3分の2を読み終えた現在でも、院生などの新しい参加者は増えており、多いときは10人弱のメンバーで熱心に読んでいます。その原動力がシェリング哲学の汲み尽くせない魅力にあるのは間違いありませんが、長年に渡って読書会を続けられた理由はそれだけではないかもしれません。

今回のイベントでは、まず私たちの10年間の歩みを振り返り、新旧の参加者の経験を踏まえて、この読書会の特色や意義について話し合います。後半は、通常回と同じやり方で、『超越論的観念論の体系』を読み進める予定です。(講読範囲は、第3章「理論哲学の体系」“Wir unterscheiden also…“(SWIII 512/PhB 182/『シェリング著作集』第2巻 225頁)から。)あらかじめ本書の概要を紹介しますので、特段の前提知識は必要ありません。邦訳でのご参加も可能です。シェリングやドイツ観念論の哲学に興味がある方、古典的な哲学書を読む読書会の運営方法を知りたい方は、ぜひともご参加ください。

■主催:哲学オンラインセミナー

Zoomミーティングルーム:Slackの#general チャンネルをご覧ください。開催が近づきましたらチャンネル内でURLが公開されます。

読むことの共同的訓練のための非専門家の読書会をいかに組織・運営するか(2024年9月14日)

■日時:2024年9月14日 14時から(2時間程度)

■登壇:酒井泰斗(会社員、ルーマン・フォーラム管理人)、稲岡大志(大阪経済大学教員、ライプニッツ研究)

■概要
A. 会の趣旨(専門家や指導者のいない大人の集まりにおいて、読むトレーニングを共同でおこなうこと)
B. 趣旨を実現するためのトレーニングメニューの導出
C. トレーニング実施事例
D. 会の運営への哲学研究者の助力

詳しくはこちらにも記載があります。

■主催:哲学オンラインセミナー

Zoomミーティングルームこのセミナーは事前登録制となっておりますので、事前登録された方に開催前にミーティングルームの情報が共有されます。参加を希望される方は、以下のページの「参加申込」から登録をお願いします。https://socio-logic.jp/nonPhilo/pos.php

終了済みの閉会イベント

オルタナティヴ・コミュニティはどこから来てどこへ行くのか Vol. 2:哲学オンラインセミナーとは何であったか?(2024年9月1日)

■日時:2024年9月1日 15時00分から17時00分まで

■登壇:哲学オンラインセミナー幹事担当者

■概要:本イベントでは、哲学オンラインセミナー自体の振り返りを行います。2020年4月頃に創設されてから、計70回以上のイベントが開催されてきました。また主催イベント以外にも、さまざまな読書会や情報共有が参加者同士の間で行われてきました。こうした活動を通して、私たちは何を得ることができたのでしょうか。そして今後、別の形でオルタナティヴ・コミュニティを育てていくとすれば、どのように振る舞うべきなのでしょうか。哲学オンラインセミナーを運営することで得たことを参加者の間で共有し、将来のコミュニティにとって必要なことを考える機会となればよいと考えています。以下のような流れで開催される予定です。

■主催:哲学オンラインセミナー

■Zoomミーティングルーム:Slackの#general チャンネルをご覧ください。開催が近づきましたらチャンネル内でURLが公開されます。

オルタナティヴ・コミュニティはどこから来てどこへ行くのか:オルタナティヴ・コミュニティの会(2024年8月24日)

■日時: 2024年8月24日 16時00分から18時00分まで

■登壇: The Five Books/WOMEN: WOVEN/オンライン政治理論研究会/GACCOH/哲学若手研究者フォーラム/哲学オンラインセミナー(順不同、予定)

■概要
なんらかの形でひろく哲学にかかわる、大学でも既存の学会組織でもない団体の主催者たちがあつまり、運営にあたっての苦労や工夫、ノウハウについて意見交換します。こういった「オルタナティブ各種団体」の意義と射程を測ろうという趣旨です。

話題の例:心理的な安全性を確保するための方策は? / リソース(資金と人員)をどう確保する? / ギャラ、どうしてますか? / 本業とのバランスをどうとる? / そもそも何を目指してやっているのか?

■主催:哲学オンラインセミナー

ZoomミーティングルームSlackの#generalチャンネルをご覧ください。開催が近づきましたらチャンネル内でURLが公開されます。

ドゥンス・スコトゥス『形而上学抄註』の会(2024年8月18日)

■日時:2024年8月1820時から

■登壇:本間裕之、西岡千尋、稲田進一

■概要
対象テクストの紹介、どのようにテクストを読み進めていたか、読書会を通じて得られた中世におけるアリストテレス受容の一端を紹介します。また主催者以外の参加者が、どのようなモチベーションで読書会に参加頂いていたかなどをお話いただくつもりです。

■主催:哲学オンラインセミナー

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Charles Taylor, Language Animal読書会(2024年8月13日)

■日時:2024年8月1310時30分から12まで

■登壇:木本周平ほか

■概要
Charles Taylorの近年の大著 Language Animal (2016)を読む会です。会の開始から2年ほどが経ち、いま本書の2/3近くまで到達したところですが、その間に本書の続編がでてしまいました。その点で本読書会はかなり息が長いものです。この会の特徴は、肩ひじ貼らずに、特に目的意識がなくやっていることかもしれません。参加者のハードルを低くする、参加のストレスを軽減するという考えから、隔週開催レジュメ形式を採用しています(この観点からは本当はレジュメがない方が望ましいですが、大著であるため断念しています)。目的意識がないとは言え、本会をきっかけとする研究発表の成果は(今後の予定含む)あります。ただ、会に参加する方々のスタンスは「自分の専門とは直接に関わりはないがちょっと覗いてみるか」という具合が多く、会自体も緩やかに関連しそうな面白そうな話題を共有する場として機能している印象です。当日は本読書会の紹介には重きを置かず、普段の会の様子をお見せすることにします。最近新しい参加者が増えたこともあり、古参の参加者にこれまでの簡単なふりかえりをしたのち、通常の読書会を継続する形をとります。

■主催:哲学オンラインセミナー

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翻訳をつくる読書会:マルブランシュ『真理の探究』をつうじて(2024810日)

■日時:202481019時より

登壇筒井一穂

■概要
ひとくちに「読書会」といっても、そのありかたは一様ではありません。専門外の参加者を想定するか、ある程度の基礎知識を求めるか。プラトンやカントなど一次文献を扱うか、研究書を題材とするか。原語での購読をめざすか、訳書をベースとするか……。

じつに多種多様な読書会があるなかで、私たちの読書会の特徴のひとつは、その目的が「翻訳をつくること」に置かれていたことです。題材としたのは17世紀の哲学者、ニコラ・マルブランシュの主著『真理の探究』でした。これは哲学史的には大きな影響をもった著作ですから、欧米ではそれなりに重要視されているのですが、不幸なことに邦訳にはめぐまれず、いまだ部分的な抄訳があるのみです。こうした現状にあって、私たちの読書会では、『真理の探究』の邦訳を作成し公開することを目標としていました。

結果、とうぜん全訳とまではいきませんでしたけれども、参加者のみなさんの協力のおかげで、部分的にはこれを達成することができたのですが、その途上では、哲学の古典を翻訳するさいの訳語選び・古典的なフランス語における文法解釈の困難・哲学的内容の不明瞭さなど、さまざまな厄介ごとに遭遇し、首尾よく解決したこともあれば、袋小路から出て来られなくなることも往々にしてありました。

今回のイベントでは、こうした「翻訳の現場」としての読書会をつうじて得られたいくつかの気づきを、実例とともにお伝えします。翻訳を目的とした読書会はどう運営するべきなのか。哲学書を翻訳するさいにどういう方針をとるべきなのか。哲学者はどういうふうに原文を読み解いているのか。近世哲学の翻訳やフランス語翻訳の特徴はどこにあるのか。専門書の翻訳がどんなふうに進められているのか。——こうしたいくつかの話題をめぐって、参加者のみなさんとともに考える機会にできればさいわいです。

■主催:哲学オンラインセミナー

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ホワイトヘッド素人読書会(2024年8月4日)

■日時:2024年8月4日 19時から21時まで

■登壇:ホワイトヘッド素人読書会

■概要
本読書会は、毎回3~4人でホワイトヘッドの『過程と実在』の邦訳を少しずつ読み進めるものです。2020年5月からほぼ毎月開催しています。ラッセルと共著を出版しながらも、分析哲学の潮流には乗らない独自の形而上学を立ち上げたホワイトヘッドのテクストを、その創造的な言語使用に寄り添いながら読み進めていきます。生成変化を追いかけるスピード感のある形而上学を皆さんで楽しむことができればと思います。(使用テキスト:『ホワイトヘッド著作集第10巻:過程と実在(上)』、山本誠作訳、松籟社、1984年。70ページの「第二節」から。)

■主催:哲学オンラインセミナー

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読書会術大図鑑〜参加者にフィットする読書会とは〜(2024年7月25日)

■日時:2024年7月25日 19時より

■登壇:ゆる読書会ネット

■概要
初学者や、社会人、異分野の方々、さまざまな方が参加する読書会をどのように運営していますか?本イベントでは、哲学オンラインセミナーで募集して開いてきた、ゆる読書会ネットのさまざまな読書会形式を、タイプ別に紹介します。最後に、イベント参加者の皆さんの「こんな風に読書会やったよ!」「こんなことで困ってるよ」などの読書会を進める上での情報共有を行い、みなさんの今後の読書会開催に向けて、ノウハウ・情報交換の場にします。

■主催:哲学オンラインセミナー

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参加方法

企画・個人発表などについて

関連リンク

WOMEN: WOVEN:https://women-woven.philosophyonline.net/

哲学研究者を志す女性のネットワークを構築を目的として、講演・Slack運営を行っています。

  

哲学イベントカレンダー: https://sites.google.com/view/philosophyeventscalender/

哲学イベントカレンダー「哲カレ」では、登録されたイベント情報をカレンダー形式で閲覧することができます。本セミナーをはじめとした哲学関係のイベント・学会情報については、「哲カレ」をあわせてご利用ください。

過去に開催されたセミナーはこちら

募集中または開催中の研究会等についてはこちら

概要

本セミナーは、Web会議システムを用いてオンライン上で開催される、哲学全般に関するセミナーです。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴い、多くの大学・研究機関では研究集会等の中止を余儀なくされています。これによって研究機会を奪われてしまう事態を可能な限り減らすべく、オンライン上での定期的な研究集会を企画しています。現在講演者および参加者を専門分野・所属に関わらず広く募集中です。

告知用Twitter  

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Youtubeチャンネル  

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登録者数 1400名 (2022年2月18日現在)

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セミナーの運営および若手研究者支援のための資金を寄付・クラウドファンディングにて支援していただいています。

【都度寄付】https://congrant.com/project/philosophyonline/2321

⇒ セミナーへの参加ごとに500円を目安に寄付をお願いしています(必須ではありません)。

【継続支援】https://community.camp-fire.jp/projects/view/301468

⇒ 月額500円もしくは1500円で継続的な支援をお願いしています。HPへのクレジット掲載付きのリターンを選択された方のお名前はこちらに掲載させていただきます。ご支援頂き大変ありがとうございます。

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研究者支援

研究構想発表

主に修士・博士課程の学生を対象とした教育および研究支援制度です。持ち時間は一時間以内、主に土曜日の開催を予定しています。詳細についてはこちらのページを参照してください。


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このSlackワークスペース内には、哲学研究者を目指している人や、哲学を学びたい・学んでいる人向けに#質問箱を開設しています。このチャンネルでは、進路や勉強についての疑問や悩みに現役の哲学研究者が回答します。相談室を利用したい場合は上述のリンクから参加登録をした上で、チャンネルに参加してください。


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当セミナーでは、若手研究者支援の一環として、オンラインセミナーに用いるための機材購入費助成制度を発足しました。この助成制度は、クラウドファンディングの支援金を予算として運営されています。詳細については以下のページを参照してください。

機材購入費助成制度について

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遠藤進平  

三浦隼暉  

幹事補佐

五十嵐涼介

森田紘平

企画協力

長門裕介

槇野沙央理    

加地翔太

代表 :五十嵐涼介

所在地〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町 京都大学大学院 文学研究科 哲学研究室

電話番号:080-1846-6717


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